「最終回」



ペロくん「ねえ、タンちゃん、アレ見て」
タンちゃん「“にこにこぷん”のじゃじゃまるだ」
ペロくん「何か、呼んでる」
タンちゃん「全然聴こえないね」



ペロくん「あ、タンちゃん、アレ!」
タンちゃん「“できるかな”のノッポさんだ」
ペロくん「手を離してるよ。危ない!」
タンちゃん「できるかなってことじゃない?」
ペロくん「あれ? あの馬…」
タンちゃん「“おーいはに丸”のひんべえだ」



ペロくん「あ、タンちゃん、大変!」
タンちゃん「あ!」
ペロくん「じゃじゃまるが、はに丸に」
タンちゃん「♪はに丸、ピッコロ、ポロリ〜」
ペロくん「タンちゃん、不謹慎だよ」



ペロくん「あ、ノッポさん、いつのまに!」
タンちゃん「うわっ」
ペロくん「何してるの!? 危ないよ?」
タンちゃん「できるかなってことじゃない?」
ペロくん「じゃじゃまる辞めさせたの、ノッポさんでしょ!」
ノッポさん「辞めさせたんじゃないよ。自分から辞めたんだよ」
ペロくん「自分から? 何で?」
ノッポさん「にこにこぷんが大変になってきたんだって」
ペロくん「どういうこと?」
タンちゃん「それ以上聞くと気球から降ろすぞ」
ペロくん「タンちゃん」
ノッポさん「にこにこぷんするには時間と労力が必要だからね」
ペロくん「降ろすんだったら先にノッポさん降ろしてよ」
タンちゃん「つまり、じゃじゃまるのわがままってことだよね」
ノッポさん「そうだね。あ〜あ、しゃべっちゃった」
タンちゃん「ノッポさんがしゃべったら、最終回だ」
ノッポさん「そういうわけで、“笑えない話”の連載は今号で終了します。紙媒体から数えて全39回。
こういう場を与えて下さったこと、たくさんの方に読んでいただけたことにとても感謝しています。
今までありがとうございました!!」

[コラム] 山内直哉 (隕石少年トースター)
「隕石少年トースター」の座付作家。東京のシナリオ学校でテレビドラマの脚本を学んでいたが、再び舞台に帰還して隕石少年トースターを旗揚げ。 ドキドキワクワクして最後にほっこりした気持ちになれる作品「ピクニックコメディ」を開拓!ほんわかした雰囲気だけど隠れた野心家。 07年には劇場プロデュース「#10」の作家に抜擢され注目を集めた。
劇団サイト=http://www.inseki.jp/