『SRWZ』はいけない

どうもこんにちは。スーパーロボット大戦Z、略して通称『SRWZ』に夢中の水本です。
これは、いけないゲームです。ガンダムを代表にたくさんのロボットがプロレス宜しく闘うわけです。

おまけに、ドラマも凝っていて…。作家の大量の時間を奪います。封印しようと誓いました。
クリエイターたる者、精進せねば。

日常生活は、いかに無駄を排除し、切り詰め、『キュッ』と生きるか。それが大事。
もう、なんというか、『ボン?キュッ?ボン』ではなく、『キュッ?キュッ?キュッ』な生活をせねばならんです。スレンダー上等!
しかし、それを脅かす『SRWZ』が、もう一つあります。
それが『せっかく旅行にわーっと来たんだから、贅沢しちゃえ』という感情。
頭文字をとって『SRWZ』です。

先日、僕は劇団員とともに温泉旅行に行ってきました。
日本海ですよ。なんか、安く、美味しいものでも食べようとフラッと街を探索する事に。
そこで、出会ったのが、名物と呼ばれる、出石そば。
小さな小皿に盛られたそばが大量に出てきて、ダシをつけて食べる、出石地方に伝わる名産です。
本当に一皿の量は少なく、一人前で5皿ついて来ます。
関西演劇界の中でも相当の筋肉量を誇る劇団、特攻舞台Baku-団。
当然、5皿では足りません。
それぞれに追加注文を頼むメンバー。と、そこに張り紙が!

『20皿食べた方には、出石通行手形が!』

な、なんとローカル臭溢れる、特典!
と、感嘆の声を上げる間もなく、店の親父さんがいつの間にか、テーブルの側に。
『30皿食べたら、店に名前を残せるで』
驚く我々を尻目に、親父は無言で、店の周りを見回すのです。
そこには!たくさんの30皿を達成した強者達の名札が飾られている!
へえ、たいしたものだ…と僕らが箸を置こうとしたその時。
『さて、問題。30皿達成した人間で最年少は何歳でしょう?』

クイズときた。

『皆が思っている以上に、すごい答えやで』
親父はニヤリと笑って皆に答えを促したのでした。
10歳? …いや、思っている以上ってことは、もっと小さい?
3歳? …乳児? いや、まだ歯も揃ってないやろ?
『じゃあ、最高齢は何歳やと思う?』

次の問題に入りやがった!

旅でロマンティックうかれモードに入っていた僕らはすっかり親父のクイズの虜。
気がつけば、答えはどうでもよく、目の前に大量の出石そばが『ボン?ボン?ボン』。
そう、誰とも無く、30皿以上を目指す事になっていたのです。
そんなに食べたくないのに、無理して限界に挑戦する特攻舞台Baku-団のメンバー。

『お会計、一人3500円になります。』

30皿=6人前。
ふう。おそばに、ランチに、自分の公演のチケット代より出しちゃったい。
美味しかったけど、調子に乗った。
まさしく『ボン』と。

平素、カップ麺のうどん、どん兵偉を愛食している劇団員、Tさん。
値段、味を加味した場合、コンビニで買える一番うまい食べ物はどん兵偉という持論をお持ちです。



1ヶ月分のどん兵偉をいただきました。
彼の偉業は今も出石のどこかの店に飾られている事でしょう。
そして手に入れた



どうにもできない通行手形。

僕はこれを観る度に質素倹約の心を思い出し、創作活動につくのです。
皆様の家にはありませんか? 旅先で買った意味不明な『SRWZ』なお土産が!
謎の竹刀! 悲しきペナント! 意味不明なキーホルダー。
これぞ人類の敵であり、堕落の証明なのです!

[コラム] 水本剛(特攻舞台Baku-団)
生きる欲望(リビドー)をエンターテインメントの鼓動に乗せてお送りする、若手注目株のリビドーテインメント劇団「特攻舞台Baku-団」の座付作家。 人気WEBサイト「探偵ファイル」でも記事を執筆中!
劇団サイト=http://giantgrammy.com/ 個人ブログ=http://baku-keiko.seesaa.net/