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賞をもらいました。 唐突ですが、僕、賞を取りました。 ![]() スーパーシナリオグランプリという映画のシナリオコンペで、審査員奨励賞を頂いちゃいました。 1 自分の劇団が公演でピリピリしている。 2 演劇人なのに、映画で賞とるのかよ? 3 グランプリじゃなくて、微妙な名前の賞 以上を踏まえ、あんまり自分の口からいうこともできず…。 今、ここに! 報告させていただきました。 777本のシナリオのうち、上位6本に入ったのでした。 今、ここに! 自慢させていただきました。 次は演劇でいい戯曲を書くので、宜しければ、賞を下さい。 今、ここに! 媚を売らせていただきました。 今年はそれ以外にも参加した演劇祭で優秀劇団に選ばれたりと、賞に絡む事が多かったように思います。 ありがたいことです。 プロレスでいうなら、ベルトを頂いたわけですから。 思い起こせば、僕が人生で初めてもらった賞は、小学校2年生の読書感想文でした。 夏の宿題で「ヘレンケラー」を読み、見事、大阪府の偉い人から賞状をいただいていたのでした。 凄い。このコロから、大器の片鱗があったのです。 ですが! 今ここに! 真実を述べます。 ヘレンケラーの読書感想文、考えたの、ほとんど水本順子です。 ええ。僕のお母さんです。 水本剛(当時7歳)は、鼻くそほじりながら、順子さんの言葉を原稿用紙に書きつらねるのみだったのです。 文書偽造ですよ。 ごめんなさい。 そりゃね、小学校2年生で「障害を持った人が克服していく事の素晴らしさ」なんて言葉には出来んですよ。 ビックリマンシールを集めてミニ四駆走らせてた小僧がですよ、 カードダスのキラキラをシールはがして冷蔵庫に貼る肥満児がですよ、書けやしませんよ。 夏の暑い中、読書する暇あったら、虫とりにいきますよ。 砂場でムーンサルトプレスきめてますよ。 生まれて初めて、全校生徒の前で賞状をもらった水本少年の目は、とても泳いでいたように、記憶しています。 幼いながら、罪の意識でしょう。 が! それは僕だけではないはず! さらに遡る事、小学校1年の時。 僕の親友、小田君が、空気の圧力で飛ぶロケットを夏の工作として提出し、賞を取ったのです。 小田君は、理科が苦手な鼻くそを常に机の裏に収集している、デスコレクター。 滑り台から、スキージャンプを真似し、骨折しかかった彼が、ロケットなどありえるわけがない。 今、どう冷静に考えても、大人の知恵が加わっていたのでしょう。 やはり賞状を受け取る彼の目も泳いでいました。今でもはっきりと覚えています。 なぜなら、その隣の僕も泳いでいたから。 間違いない。 はい、ついでにもう一つカミングアウトします。 小学校1年の「おたまじゃくしの研究」はお父さんに手伝ってもらいました。 ま、小田君と違い、賞は逃しましたがね。 おい、水本良彦よ、しっかりしてくれろ。もっとちゃんと「おたまじゃくし」を観察せんか。 ドイツじゃ、情操教育として、小学生低学年でも演劇を鑑賞し、劇評を一人一人述べるというのに。 なんとなさけない、日本の児童。主に、幼い水本剛。 そしてそれに賞を与えた大人達よ、見抜かんか! そこに大人の力が介入している事を。 あ、僕ももう、大人か…。介入する側に回らない様に、気をつけます。 少なくとも、スーパーシナリオグランプリは僕が一人で書きました、うん。 30歳を手前についに手に入れた、この正真正銘の、僕だけの賞状。 せっかくなので、水本順子に報告しておきます。 水本良彦へはお墓の中へ報告しておきます。おたまじゃくしは、ちょっとだけ手がはえました、と。 | |
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[コラム] 水本剛(特攻舞台Baku-団) 生きる欲望(リビドー)をエンターテインメントの鼓動に乗せてお送りする、若手注目株のリビドーテインメント劇団「特攻舞台Baku-団」の座付作家。 人気WEBサイト「探偵ファイル」でも記事を執筆中! 劇団サイト=http://giantgrammy.com/ 個人ブログ=http://baku-keiko.seesaa.net/ | |