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WEB ip [ SEP.2009 ]

『ルコちゃんのまんまるスプーン』第二話

ルコちゃんが差し出すと、白いカタマリはペロリと食べました。
するとみるみるうちに顔色が良くなって、立ち上がりました。
「ありがとう。わたしは、アルパカのもんもこ。これで前に進むことができます。」
ルコちゃんともんもこは、歩き出しました。
たべるものをさがしに。



しばらく歩くと、森の中から話し声が聞こえました。
「何か味が違うんだ」「前と同じように作ったわ!」
ハリネズミの夫婦が、スープのお鍋を挟んでケンカをしていました。
「前は海の水でつくったからかなぁ?」「川の水だって同じよ」
ルコちゃんともんもこは顔を見合わせました。
「どうしよう??」
するとスプーンが青く光って、真っ白な塩が湧き出てきました。



「あの、コレ使ってみて下さい」
ルコちゃんはスプーンを差し出しました。
ハリネズミの夫婦は、不機嫌そうに二人を見て、その白い塩をなめました。
「そうだ!これだ!海の水にはコレが入ってたんだ!」
スープに入れてかき混ぜると、とってもおいしくなって夫婦は大喜び!
「ありがとう。お礼にスープをどうぞ!」
スープは温かくて、心にしみる味で、ルコちゃんともんもこは心まで温かくなりました。



(つづく)


千歳晶子
(隕石少年トースター)


ドキドキワクワクして、最後にほっこりさた気持ちになれるピクニックのような喜劇、《ピクニック・コメディー》をお届けする劇団、『隕石少年トースター』の役者。
少年少女からレポーター、主婦までいろいろ演じ、ミュージカルやバンドボーカルでの経験を活かして劇団公演では作曲や衣裳、パペット制作など手掛ける。
食べ歩き、料理、歌うこと、踊ることが大好き。
イラストを使って、いろんな声を使い分けて、ミュージカルな紙芝居公演をするのが野望♪

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