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WEB ip [ OCT.2009 ]

『ルコちゃんのまんまるスプーン』第三話

少し元気になって、また森を歩き出しました。
しばらくすると、ふぉぉー…という小さな声が聞こえてきました。
ゴホンゴホン、咳もしているようです。
見上げると木の上に、ふくろうのおじさんがいました。


「ちょっと喉の調子が悪くてなぁ」
ルコちゃんが、スプーンを見つめると、青く光り、ハチミツが出てきました。
ふくろうのおじさんに食べてもらうと、綺麗な声になりました。

「ありがとう!お礼に夜の歌をうたってあげよう」
ふくろうの歌を聴きながら、ルコちゃんはふと自分に足りないモノはなんだろう?と思い、
スプーンを見つめました。
だけどスプーンは光らず、なんにも出てきませんでした。


ルコちゃんはいつのまにか眠たくなっていました。
ふくろうの夜の歌は素敵な子守歌になり、
もんもこのふわふわの背中にもたれながら、
ルコちゃんももんもこも深い眠りにつきました。



(つづく)

千歳晶子
(隕石少年トースター)


ドキドキワクワクして、最後にほっこりさた気持ちになれるピクニックのような喜劇、《ピクニック・コメディー》をお届けする劇団、『隕石少年トースター』の役者。
少年少女からレポーター、主婦までいろいろ演じ、ミュージカルやバンドボーカルでの経験を活かして劇団公演では作曲や衣裳、パペット制作など手掛ける。
食べ歩き、料理、歌うこと、踊ることが大好き。
イラストを使って、いろんな声を使い分けて、ミュージカルな紙芝居公演をするのが野望♪

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個人ブログ=
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