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WEB ip [ FEB.2010 ]

『ニシロハト』第一話

あるお天気のいい日。
ツキノワグマかもしれないクマが、お庭で種を数えていました。



「この種は、にぃ、しぃ、ろぉ、はぁ、とぉー♪。よし、10こ。」
「こっちの種は、にぃ、しぃ、ろぉ、はぁ、とぉー、じゅうにぃ、じゅうしぃ…♪」

すると、へんてこりんなハトがへんてこりんな動きでやってきました。

「わっちに何の用??」


ツキノワグマかもしれないクマは、目をまんまるくして
「ひゃぁ、君はだぁれ? ぼくは君を呼んだかな?」

「歌いながら呼んだじゃない。ニシロハトって!わっちは、ニシロハト。あんたは?」
へんてこりんなハトは、少々強気に言いました。
「にしろはと?・・・・ぼくは、種をかぞえていたんだよ。君の名前は数える言葉とおんなじなんだね!」
ツキノワグマかもしれないクマは、嬉しくなって小さなハトにしゃがんで近づきました。


「んーーー。ぼくははっきりとした名前はないんだぁ。
ツキノワグマかもしれないクマなんだけどね。君はどうしてニシロハトっていうの?」
「わっちは、よく命令をするのさ。こっちにしろ!あっちにしろ!って。
だから自分でニシロハトって決めたの。」
「へぇ、そうかぁ。自分できめたんだぁ。ん〜ぼくも自分で決めればいいのかなぁ」

「そうさ!なにかいいのを考えなよ。」
「そうだなぁ。あ!おいしそうなパンが落ちてる!わぁい!たべよー。いただきまぁす!」
ツキノワグマかもしれないクマは、急に見つけたパンに手を伸ばしました。

[最新公演情報]
千歳晶子:出演
隕石少年トースター 第9回公演『今宵、宇宙エレベーターの厨房で』
4月16日(金)〜19日(月)
会場:in→dependent theatre 2nd
2月14日(日)チケット発売!
※詳しくは隕石少年トースターのサイト

千歳晶子
(隕石少年トースター)


ドキドキワクワクして、最後にほっこりさた気持ちになれるピクニックのような喜劇、《ピクニック・コメディー》をお届けする劇団、『隕石少年トースター』の役者。
少年少女からレポーター、主婦までいろいろ演じ、ミュージカルやバンドボーカルでの経験を活かして劇団公演では作曲や衣裳、パペット制作など手掛ける。
食べ歩き、料理、歌うこと、踊ることが大好き。
イラストを使って、いろんな声を使い分けて、ミュージカルな紙芝居公演をするのが野望♪

劇団サイト=
http//www.inseki.jp/
個人ブログ=
http//fine.ap.teacup.com/〜